第16回日本性差医学・医療学会学術集会

ご挨拶

第16回日本性差医学・医療学会学術集会
会長  片井 みゆき
日本性差医学・医療学会 副理事長
国立大学法人 政策研究大学院大学 保健管理センター 教授

会長写真

この度、第16回日本性差医学・医療学会学術集会を開催させていただくこととなり大変光栄に存じます。当学会の前身である性差医療・医学研究会第1回学術集会が2004年に開催されてから、今回がちょうど20年目(回目)の節目となる学術集会です。皆様方の温かく多大なお力添えを賜りながら、身が引き締まる思いで鋭意準備を進めて参りました。

当学術集会は、性差医学・医療(ジェンダーメディシン)に興味を持つ医療者・研究者をはじめ、省庁や行政関係者、企業人などが集まり、互いの知識や研究結果を共有して研鑽し、交流する、年に1度の貴重な機会となっております。

さまざまな分野の医療者・研究者はもちろんのこと、時代の潮流である性差を考慮したヘルスケアやウエルビーイング、近年発展が目覚ましいフェムテック開発やジェンダード・イノベーションに携わる方々のご参加も歓迎いたします。

性差医学・医療を学び、「性差の視点」を得ることで、新しい視界が開け、自身の見慣れた分野にも新しい面やエッジが見えて来ます。その驚き、楽しさ、知的好奇心を共有できたらと存じます。こうした思いを込めて、今回のテーマを「Reunion. Le Jour Se Lève. 出会い・再会。そして新しい日が始まる」とさせていただきました。学術集会を通して得られる性差医学・医療の新たな知見、多領域の参加者との出会いや再会が、ご参加の皆様にとっての新たな気づき、明日からの新たな方向性へのヒントやきっかけとなることを願っております。

会場となる本学 政策研究大学院大学(最寄駅:乃木坂、六本木)は国立新美術館に隣接し、この一帯は江戸時代、宇和島藩伊達家の上屋敷でした。その御殿内にあった想海樓の歴史的名称を継承するホールをはじめ、本学の設計は現代建築の巨匠リチャード・ロジャースが手がけたもので、同氏はパリのポンピドゥー・センターをはじめ世界の名だたる建築を設計しています。そのユニークな建物探訪としても、お楽しみいただけるものと存じます。

新型コロナ感染症の影響で前2回の学術集会はオンラインを主とした開催となりました。今回は、3年ぶりに皆様と直接お会いする対面開催とし、後日オンデマンド配信も併用することにいたしました。是非、多くの皆様にご参加をいただきますよう、心からお待ち申し上げております。

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